生地検査では、その生地が持っている基本的な性能を検査・試験します。試験の種類は非常に多岐にわたりますが、すべての試験を行う必要はなく、素材の特性や用途に合わせた試験を行います。

染色堅牢度とは、生地の色落ちや変色の程度を調べる試験です。その生地が生地の色が変わらないか(変退色)、ほかの衣類等を汚さないか(汚染)を確かめる試験で、目的によって多くの試験があります。
| 光(耐光) | 汗 | 水 |
| 洗濯 | ドライ クリーニング |
摩擦 |
| 光および汗 (汗耐光) |
窒素酸化物 (NOxガス) |
塩素処理水 |
| 昇華 | 水滴下 | 色泣き |
摩擦堅牢度(JIS L 0849 摩擦試験機Ⅱ型)
物理性能試験は、生地の強度やピリング(毛玉)のできやすさ、縫製時の生地の滑りやすさ等の試験を行います。物理性能試験も素材や用途に合わせて様々な試験があります。織物の試験には引張強さ、引裂強さ、滑脱抵抗力等、編物試験には破裂強さ等があります。
また、素材によって摩耗強さ、パイル保持性、伸長回復率、ピリング等の試験を行います。
また、素材によって摩耗強さ、パイル保持性、伸長回復率、ピリング等の試験を行います。
| 引張強さ(ストリップ法、グラブ法) |
|---|
| 引裂強さ(ペンジュラム法、シングルタング法) |
| 破裂強さ(ミューレン法) |
| 滑脱抵抗力(縫目滑脱法、糸引抜き法、ピン引掛け法) |
| ピリング(ICI形法、ランダムタンブル法など) |
| スナッグ(メース法、ICI形ピリング法、針布ローラ形法) |
| 摩耗強さ(ユニバーサル形法(平面法、屈曲法、折目法)、 スコット形法、テーバ形法、マーチンデール法など) |
| パイル保持性(A法、カケン法など) |
| 伸長回復率(定荷重法、定伸長法など) |
| 縫目強さ(グラブ法、ミューレン形法) |
摩耗強さ(JIS L 1096 マーチンデール摩耗試験機)
寸法変化率試験は、その名のとおり洗濯などによる生地の伸び縮みを測定します。洗濯、ドライクリーニング、プレス等の試験機を用いたり、洗濯機やドライクリーニングの実機を使用して試験します。
| 浸漬法 (A~D法) |
洗濯試験機法 (E法) |
ワッシャ法 (F-1~F-3法) |
| 電気洗濯機法 (G法、JIS L 0217) |
プレス法 (H-1~H-4法) |
ドライクリーニング法 (J-1法、J-2法) |
| 商業ドライクリーニング | - | - |
ドライクリーニング法(JIS L 1096 ウォッシュシリンダ形洗濯装置)
繊維製品の縫い付けタグに表示されている混用率を実際に調べる試験です。素材が不明な繊維の鑑別や、設定混用率の確認を行います。コーティングやラミネート等の樹脂鑑別も行っています。
繊維鑑別(JIS L 1030 顕微鏡試験)

